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あなたが今年PHPerKaigi 2020に参加しなければいけない理由

PHPerKaigi(ペチパーカイギ)をご存じでしょうか?

phperkaigi.jp

ここ数年、日本中でPHPをテーマにした技術イベントが開催されています。そのうち東京で開催されているPHPの総合カンファレンスには「PHPカンファレンス」と「PHPerKaigi」の二つがあります。 (そのほか、フレームワーク特化のカンファレンスとしてLaravel JP Conference 2020というものもあります)

関係性明示

この記事の著者(@tadsan)はPHPerKaigi 2019および2020の運営コアスタッフ、発表者であり、スポンサーの従業員でもあります。一般参加者としては2018から発表者として参加しています。

PHPerKaigiはどんなカンファレンスか

PHPカンファレンスが2000年から開催されている歴史あるイベントであるのに対して、PHPerKaigiはiOSDCの実行委員長でもある長谷川さんが2018年に始めた若いイベントです。東京で二つの別のカンファレンスが開催される意味はあるのでしょうか?

近年のPHPカンファレンスが1日開催で並列6トラック以上のプログラムで来場者1000人以上の巨大イベントであるのに比較して、今年のPHPerKaigi 2020は3日開催・3トラック(セッション2トラック+コミュニケーション1トラック)の構成です。また、会場もPHPカンファレンスほどの規模ではありません。6トラックもあると次はどの話を聞こうと目移りしてしまいますが、PHPerKaigiではコミュニケーショントラックを含めて3択です。

そのため発表者や参加者のひとりひとりとコミュニケーションをとる余地が多くあります。初日の前夜祭(day0)と「PHPreParty」から始まり、day1の本篇終了後には「PHPer茶会」というコミュニケーションイベント(アルコール少なめの無料懇親会)が、day2の本篇終了後には「懇親会」および、打ち上げ「PHPostParty」があります。

さきほどPHPerKaigiの構成は3トラック(セッション2トラック+コミュニケーション1トラック)だということをお話ししましたが、PHPerKaigiでの過ごし方は終日技術トークを聴くだけではありません。会場のうちTrack Cは作業スペース・IRT・アンカンファレンス、Ask the Speakerなどのコミュニケーションのためのスペースとして常に開放されています。集中して発表を聞き続けるのに疲れたらTrack Cで話をするということもできます。逆にコミュニケーションに比重を置いて、聴きたい話以外はTrack Cで議論をするということも可能です。

どんな人が来るの?

PHPerKaigiは以下のようなイベントであると謳っています。

PHPerKaigi(ペチパーカイギ)は、PHPer、つまり、現在PHPを使用している方、過去にPHPを使用していた方、これからPHPを使いたいと思っている方、そしてPHPが大好きな方たちが、技術的なノウハウとPHP愛を共有するためのイベントです。

当然ながら発表者やPHPを実践しているコミュニティの常連も多く居るのですが、前回前々回ともPHPイベントに初参加だったりコミュニティとあまり関わりがなかった参加者も実際に多く居ました。PHPerKaigiをきっかけにPHP関連のイベントに顔を出しはじめたPHPerも少なくありません。PHPerKaigiではコミュニケーションをとる時間は多くありますが、Web上で一方的に見知った人物であっても実際に見付けて話し掛けるのは簡単ではないものです。

PHPerKaigiでは参加者に配られる名札には、アイコンと名前が大きく両面に印刷されています。この名札のお蔭で発表者やPHPコミュニティで活発に活動しているひとは容易に識別できますし、直接面識がなかった人に話し掛けた後で認識してもらえる確率がぐっと高まります。リアルやネット上での交友関係を広げたい皆様には絶好の機会です。

この名札に賭ける思いはbuilderscon tokyo 2017のLTで主催者の長谷川さんが熱く語っています。

speakerdeck.com

何を言いたいかというと、特に懇親会やパーティーの参加者は他のPHPerと会話しに来ているわけですが、技術者の俺たち僕たち私たちの多くはコミュニケーションがさして得意ではありません(すくなくとも私はそうです)。

正直なところ懇親会を楽しめるかというのは参加者それぞれの振舞いによるところも大きいのですが、旅の恥は書き捨てと言いますか、日頃話し掛けるのが苦手な皆様も宴の場では積極的に声を掛けて情報交換したり交友関係を広げるのが良いと思います。技術の話が嫌いで話を振られたくないひとは懇親会にはめったに来ませんから。

どんな話が聴けるの?

公式のタイムテーブルをご覧ください。

テストや静的解析・型・CIに関するもの、PHP処理系や言語・拡張に関するもの、OSSや業務プロジェクトへの向き合い方・開発文化などに関するもの、コンテナアーキテクチャクラウドレンタルサーバなどの実行環境に関するものなどなど、現代のPHPでホットな話題について実践に基く豊富なトピックが用意されています。

当日はどう過ごせばいいの?

2月9日のday0(前夜祭)は16時30分から開始されます。会場は当日朝から設営開始しますが、会場以降は12時から「もくもくスペース」として開放されています。スタッフは準備があるのであまりお構いできませんが、昼食をとったあと特に用事がなければ前夜祭オープニングの時間まで作業できます。遠征して来る参加者も多くいらっしゃるので、早めに来る方が居るかもしれません。前夜祭は18時45分で一旦区切りですが、その後は池袋でPHPrePartyがあります。このイベントは本篇とは別に申し込みが必要ですが、参加には別料金はかかりません。

2月10日のday1と2月11日のday2は朝10時のオープニングから始まります。午前中には30分のトークが2回あります。昼の休憩時間にはスポンサー提供によるランチセッションがあります。参加は無料ですが数量は限られているので、お気をつけください。各自で誘い合わせて会場の外でランチをとることもできます。昼休みは一時間半と余裕がありますので、この機会に交流を広げるのもよいでしょう。午後のセッションは13時30分から再開され、17時過ぎまで続きます。長丁場になりますので、休憩時間や途中のセッションでTrack Cのコミュニケーションスペースに行ってみてください。

2月10日のday1の終了後にはPHPer茶会があります。これは前述の通り軽食とソフトドリンク主体の懇親会です。こちらも別料金はかかりませんが、別途申し込みが必要です。会場は20時には御開きとなります。飲みに行く人たちも大勢居ると思うので連れ立って飲みに繰り出してもよいですし、最終日にそなえて早く帰って寝ても良いかもしれません。

2月11日のday2の終了後には懇親会があります。こちらの参加費用は別申し込み・別料金にはなってしまうのですが、こだわりのビールと料理が出るので是非とも参加して日本全国から来たPHPerとコミュニケーションを楽しみましょう。それでも物足りない人にはさらに打ち上げを兼ねたPHPostPartyもあります。えっ、次の日は平日? 私は有給休暇をとりました。

チケットは何を買えばいいの?

チケットごとの違いは以下の販売ページをお読みください。

www.eventbrite.com

今回初めてPHPerKaigiに参加する方はとりあえず「A. 一般」または「B. サポーター」のチケットを買ってください。このチケットだけでもPHPer茶会に参加できるので十分楽しむことができます(ただしチケットは別途の発券が必要なので、申し込み忘れのないよう、十分お気をつけください)。その上で、さらに深くコミュニケーションをとりたいという方は最終日の懇親会のチケットもご購入ください。

基本的に全部参加したい! ちまちま参加申し込みしたくない! という方には「C. ジョーカー」があります。これは全部の特典・ノベルティと参加券がコミコミになったチケットです。金銭的に余裕のある方にはこのチケットが一番おすすめです。

で、タイトルの「参加しなければいけない理由」って何?

いつまでも、あると思うな親とカンファレンス

参加者あっての技術イベントです。ある程度の集客が見込めなければ、今後も現在の規模での開催を継続することはできません。繰り返しになりますがPHPerKaigiはPHPについて実務経験などを通して知見を持った開発者たちが集まる一大技術イベントです。ぜひこの機会にPHPerKaigiに参加して、日本のPHP技術コミュニティに触れてみてください。現在の参加人数規模なら懇親会でも混雑せずに余裕をもってコミュニケーションとれると思います!

私(@tadsan)はスタッフという立場ではありますが、なんかそこら辺に居ると思うので気軽に話し掛けてください。PHPについて質問とか業務上知り得た技術的な知見とか、だいたいのことは軽率にお話しできると思います ヾ(〃><)ノ゙

もし都合が合わずに今回は参加できなかったとしても、同僚や友達に教えてあげてくださいね。ちなみに名札に画像を印刷するには1月21日頃までにチケットを買って画像を登録してください。私からは以上です。